ホームボーリング

昭和41年(1966)/任天堂

ホームボーリング 全景

ライセンス契約品

任天堂の歴史に詳しい海外サイトに掲載されている情報によると、本機のデザインは米国の玩具会社ミルトンブラッドリー(MB)から任天堂にライセンス供与され、それに基づいて任天堂が日本国内で製造したとのこと。
しかし、また別の任天堂関連サイトでは、任天堂はライセンス契約により完成品を米国から輸入して販売したと書かれている。 今となっては真偽のほどは不明だが、いずれにせよ本機が米国内でデザインされたことは確実だ。
本機の発売はわが国にボウリングブームが到来する5年も前のこと。となれば当時本物のボウリングを体験した大人もさほど多くはなかったと考えられる。
ともかく、本機が日本におけるアナログボウリングゲームの先駆けであったろうことは間違いないようだ。

ホームボーリング 選手人形

バランス良好

レーン全長が90cmと長く、それと比較して選手人形が小さいので、全体のバランスはリアルなボウリング場を彷彿とさせる。
初期型らしくピンセッターもシンプルな形状でオートリターン機能もついていない。それでいてこの迫力と臨場感はさすが本場製。

ホームボーリング ピン側からの眺め

悲壮感漂う選手人形

以下は20年前の記述。
「実はこの投球人形、長年のハードワークがたたって、ご覧のように右肩を壊してしまい、現在は投球することができない。 右肩関節が完全にはずれ、腕がまったく上がらないのだ。必死で痛みをこらえているかのような苦悶の表情は、見る者の涙を誘う」
つまり本機は使用できないのだ。珍しさのあまり、確か故障品であることを承知の上で落札したものではなかったかと、うっすら記憶している。
この後、問題なく使用できる別の同型機を改めて落札したが、ここまでボロボロになりながら、なおも再起を狙おうとするこの選手の心意気に感銘を受け、あえて使用不能の本機を掲載している次第。
◆ボウリングゲーム一覧に戻る