BIGビッグボーリング

昭和46年(1971)/野村トーイ

BIGビッグボーリング(野村トーイ)全景

野村トーイも参入

昭和46年(1971)は日本全国にボウリングブームが吹き荒れたが、ゲーム玩具業界においても同様のことが起こる。

エポック社、ヨネザワはもちろん、任天堂、タカラ、マルハタ、中嶋製作所、トミーなど、多くのメーカーが独自色豊かなボウリングゲームを次々と発売し覇を競う。

野村トーイも当然参入、それもシンプルな作りで大衆向けの「ファミリーボーリング」と、リアルなピンセッティングが売り物の本機「BIGビッグボーリング」の2系統を展開するという熱の入れようだ。

ホームボーリング(任天堂) 正面からの眺め

待望のスウィーパー搭載機

他社製品との差別化を図るために、いかにリアルなピンセットシステムを構築するか、野村トーイがこだわったのは恐らくこの一点だったのではなかろうか。

特にスウィープ(倒れたピンをレーン外に掃き出す)機能はシンプルでありながら本物のボウリング場さながらの動きで、すでにこの時点において他社の追随を許さない。

この華麗なるスウィーパーの動きを見た当時の昭和っ子たちはさぞかし快哉の声を上げたに違いない。

ホームボーリング 哀しき選手人形

手長人形

その、少々バタ臭いながらもなかなかに甘いマスクは、現在関東圏で平日午前中に放映されている散歩番組に出演する某人気タレントを想起させる。

しかしこの選手人形、やたら手足が長く、からだ全体がアンバランスなのが返す返すも残念な点だ。開発費のほとんどすべてをピンセッティング装置に注ぎ込んでしまった結果、選手人形の造形にまでは十分な予算が回ってこなかったものと推測できよう(未検証&未確認)。

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