World Cup
発売年不明/Stiga
Stigaのサッカーゲーム
正確には「昭和レトロなアナログゲーム」の範疇には入らない。
本機は、卓球をはじめとするスポーツ用品(だけではないが)の世界的メーカー・Stiga(本社スウェーデン)が手がける有名テーブルホッケーゲーム・Play Offのサッカー版と考えて差し支えないだろう。
なにしろ正式には日本国内未発売。遊んだことはおろか、見たこともない方がほとんとではなかろうか。かくいう私もその一人だった。
20年前のある時、偶然本機の存在を知り、それ以来欲しくて欲しくてたまらなくなり、当時の同社日本法人担当者のご厚意で、特別に輸入してもらったという経緯をうっすらと記憶している。
サイズは87cm×45cm、エポック社最上位のサッカーゲームジャンボ(75cm×48cm)よりさらに10cmほど長く、逆に選手は1チーム6人(サッカーゲームジャンボは8人)と少ないので、ピッチがやたら広く感じられたのを今でもハッキリと覚えている。
いかにも北欧の選手
ずんぐりむっくりのエポック社選手人形とはいささか趣きを異にする、いかにも北欧人というイメージを受けるスマートな選手人形。
広いピッチに少ない選手ということで、必然的に選手1人当たりの運動量が多くなる。そのため選手を支える緑色の土台部分を長くして、さらには土台に接続されていない方の足が広く開かれていることにより、各選手の可動域を広く確保している。
Stiegaとエポック社、そのどちらに軍配を上げるかという点について一概には断言でき兼ねるが、本機上で伸び伸びと広いピッチを駆け回り、存分にプレイできる方が、ひょっとすると選手人形冥利に尽きるかもしれない。
守備範囲も広い
実際に計測していないので何とも言えないが、選手人形とのサイズ比較から推測すると、本機のゴールはエポック社製のそれよりひょっとすると多少は横広に作られているかもしれない。
そしてそれをカバーすべく、キーパーの左右可動域も十分に取られている。これなら白熱したゲーム展開が期待できそうだ。
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