スーパーサッカー
発売年不明／メーカー不明
正体不明
摩訶不思議なサッカーゲームがまたしても現れた。
何せメーカー名が外箱のどこにも書かれていない。
唯一の手掛かりは Made in China だが、それだけでは判然としない。
外箱の説明文はすべて英語であり、脇に小さく日本語の注意事項が記されたシールが貼られてある。
ネットでいろいろと調べておおよそのことは推測できた。
どうやら米国大手玩具小売りチェーンが中国に生産を委託し、同社直営店でのみ独占販売した商品のようだ。
もちろん、あの超有名玩具チェーン店のことだが、100％確定ではないので店名は伏せておこう。
大ざっぱ
盤面サイズは82cm×42cmと大型だが、写真ではそうは見えない。
これは盤面のみならず、選手人形・ゴール・ボールに至るまで、すべてが比較的大型であることに起因する。
中でもボールの異様なまでのデカさについては上の写真をご覧いただきたい。蹴る方はもうほとんど「どっこいしょ」状態。
この点をもってしても本機が主としてアメリカ向けであろうことは容易に想像がつく。
しかしその割には選手人形は、頭髪こそ中途半端な茶髪ながら、その顔貌はどうみてもアジア人のそれだ。
この容姿の選手人形に果たしてアメリカの子供たちが自国の選手として感情移入できたのかは疑問が残る。
余裕のキーパー
「打てるものなら打ってみやがれ」
口元に笑みすら浮かべて余裕しゃくしゃくのゴールキーパー。
ゴールもそれなりに広いことは広いが、選手人形も大型だし、可動域も比較的広い。
微笑を浮かべる守護神の鉄壁の守備に阻まれ、ボールがゴールネットを揺らすのは、そうそうたやすいことではなさそうだ。