ディズニー野球盤
昭和35年(1960)/任天堂骨牌
謎多き幻の野球盤
てっきり鉄腕アトムや巨人の星と同様、エポック社製キャラクター野球盤戦略の一環かと思い込んでいたが、今回のウェブサイトリニューアルを機に調べてみると、製造は同社ではなく当時カード類を手掛けていた任天堂骨牌だと判明した(加えて販売は河田商店と日本ゲームKK)。
しかし盤面レイアウトや投球ならびに打撃装置はエポック社が当時発売した一連の野球盤に酷似している。本機においては得点盤など部品の一部が欠けていることもあり、その全貌は明らかではない。
誰が投げてるの?
盤面を注意深く見ると、投球装置から放たれたボールは投手役の有名ネズミの上を通過して打者に向かう。
そもそも、イラストの位置関係から、実際には投手ではなく二塁手が投球しているように見える。
当時は双璧だった
今ではネズミが圧倒的人気を誇っているが、少なくとも60年前、ネズミとアヒルは人気の点で双璧であったように記憶している。
ここでもアヒルは3塁コーチスボックスに陣取り、3塁手のネズミに「落とせ~」とばかり、捕球の邪魔をしているように見える。
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