パーフェクトボウリングジュニアS型

昭和46年(1972)(推定)/エポック社

パーフェクトボウリングジュニアS型 全景

ジュニア改良版

パーフェクトボウリングジュニアの項で指摘した通り、同機はピンセッターの構造に少々不安点があった。
その点を驚くべき手法でもってクリアしたのが、翌年に発売された本機。
ちなみに商品名のS型のSが何を意味するのかは今もって不明。いくら調べてみても「改良する・改善する」を意味するSから始まる英単語は見つからない。 ひょっとして単にSettingのSか、あるいは第2版を表すSecondのSか、まあどっちでもいいけど。

パーフェクトボウリングジュニアS型 ピンセッティング

逆転の発想

従来機はセット完了後、ピンセッターを上方に持ち上げる構造であったが、本機においてはその発想を逆転、ピンをセットし終えるとセッターが沈み込むという、本機の上記機種はおろか、実際のボウリング場にも見られない極めて斬新なシステムを採用している。
これならゲーム中、不意にピンセッターが降りてきて白熱の好試合に水を差すというアクシデントも発生しないであろう、お見事!

パーフェクトボウリングジュニアS型 フックボール

フックボールも健在

この写真ではわかりにくいが、黄色のツマミを回すと向かって右奥から足が伸び、その分だけレーン全体で右側た高くなる。
そこでやや右向に向かって投げられたボールは、左右高低差により緩やかな円弧を描ぎながらピンに向かっていくという仕組み。
もちろんボール自体に回転がかかるわけではないが、テレビで人気プロボウラーが投げるグイッと曲がるカッコいいフックボールがここに再現できるというわけだ。そして、どれだけレーン高低差と投球角度を正確に設定し、美しい円弧を描いてボールをポケットに投げ込むことができるかが、勝敗とは別に、プレイヤーの腕の見せどころでもあった。
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