パーフェクトボウリングPRO

平成8年(1996)/エポック社

パーフェクトボウリングPRO 全景

鮮烈な赤

昭和47年(1972)発売の人気機種「パーフェクトボウリングジュニアーS型」が24年の歳月を経て突如復刻発売。

原型の「ジュニアーS型」が鮮やかなブルーを基調としていたのに対し、本機のそれはド派手な赤。
スパット付き木目調レーンは変わらぬものの、新たにRerfect Bowling PROの文字がレーンいっぱいにプリントされている。

さらには外箱にも英語が多用されていることから、本機はボウリングブームが沈静化して久しい国内向けというより、むしろ輸入向けに企画製作されたとの推測も十分成り立つ。

ちなみに本機は中国製、玩具の世界では当時すでに脱メイド・イン・ジャパンが進行しつつあったということか。

パーフェクトボウリングPRO 投球人形

完ぺきなルックスの投球人形

本機における最大の特長はボウリングゲーム史上最もリアルな投球人形。
適度に彫りの深い顔、清潔感あふれるファッション、そして均整のとれたプロポーション。

「ジュニアーS型」の投球人形が少々無理のある前傾姿勢であったのに対し、本機のそれは上体を起こし、堂々と胸を張って投げる。

そして投球動作を終えた後も、投げた右腕がほぼ90度真上に上がり、小刻み震えながら動作を終了させるという、いわゆるフォロースルーも完璧だ。

こと投球人形に関しては、本機のそれがひとつの完成形であると断言できよう。

パーフェクトボウリングPRO ピン側からの眺め

小型でもこの臨場感

投球後にレーン奥からスロープ状になっているガターを伝ってきたボールは上の写真右の白いボタンを押すことで手元に戻る。
このあたりの細かな機能も本物のボウリング場を彷彿とさせて大いに好感が持てる。

投球人形の右腕を後方にある突起に引っかけ、上の写真のオレンジのボタンを押し込むと、それまでバネの力で戻ろうとする右腕を遮っていた突起が下がり、右腕は勢いよく振り上げられつつボールを押し出す。

レーンの長さと幅のバランスも絶妙で、小型ながらも本物のボウリング場で投げているかのような臨場感を味わえる、遅れて来た傑作機だ。

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