ウルトラボウリング

昭和46年(1971)/中嶋製作所

ウルトラボウリング 全景

ゲームというより

これはもうオモチャでしょうよ。
全長80cmと、ボウリングゲームとしては中型の部類に属するが、上の写真をご覧いただいておわかりの通り、著しくレーンが短く感じられる。
というのも、ピンや選手人形がレーンのサイズに比べてかなり大きめにできているのだ。これだけレーンが短いと選手人形の手を離れたボールは容易にヘッドピンを正確に捉えることができ、ストライク連発で高スコアも夢ではないが、その反面、ボウリング場にいるかのようなリアリティはほとんど得られない。
つまり、同じボウリングゲームとは言え、本機は小学校高学年以上向きというよりも、低学年かそれ以下の子供用のオモチャといった方がよさそうだ。ちなみに本機のデラックス版の存在をつい最近知ったが、今となっては仮にネットオークションに出品されたとしても手を出す気にはならない。

ウルトラボウリング 滑り台式投球装置

滑り台式投球装置

本機の特色について、20年前の記述を引用しよう。
「本機最大の特色が『滑り台式投球装置』。滑り台上部にあって、ボールをちょこんと押さえているフタを指で跳ね上げると、ボールは勢いよく滑り台を転がり落ち、ピンに向かって短いレーンをひた走るという仕組み。小学校5年生当時、同級生たちの多くが所有していたボウリングゲームは、メーカーは異なれど、ほとんどがこの『滑り台式』を搭載した機種だった。しかも本機のように選手人形などはおらず、ただそこに滑り台があるだけだった」
実は、当時私が親に買い与えられたボウリングゲームは、現在このサイトでは紹介されていない(本稿の執筆は2021.11.13時点で、その後掲載。「ファミリーボーリングの項を参照のこと)。所有はしているものの、20年前についぞ掲載する機会を失ったまま今日に至っている。
やがていつか機会が来れば改めて掲載してみたいが、それは上記引用にある通り、プラスチックの安っぽい赤いレーンに黄色い滑り台投球装置がちょこんと乗っているだけの、極めてシンプルかつ小型かつチープな機種。ここで紹介しているいずれ劣らぬゴージャスなボウリングゲームの数々は、当時の私にとってはどれも高嶺の花だった。
要するに、すべては「リベンジ買い」。そして今やそれら収集品の保管費用捻出に苦労する日々である、マジで(泣)。

ウルトラボウリング ソフビ選手人形

ソフビ選手人形

プロボウラーにしてはあまりにも若い、というか子供っぽい選手人形。その風貌はいかにもアメリカの、それもいいとこのお坊ちゃんを思わせる。
「ボクの番だからまだ投げないで」と隣のレーンをけん制する左手と、若干内股気味の投球フォームが、いかにも育ちの良さを感じさせる。
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