サッカーゲームデラックス人工芝競技場
昭和61年(1986)/エポック社
ピッチも人工芝に
この8年前に発売されたサッカーゲームデラックスと本機との違いは人工芝に張り替えられた点のみで、それ以外のサイズ・機能・選手人形すべてサッカーゲームデラックスと同一。
わが国における人工芝は、昭和51年(1876)の後楽園球場を皮切りに、その後多くのリアル野球場に採用されていった。
昭和54年(1979)、人工芝は野球盤の世界にまで進出してきて、ついに今度はサッカーゲームにまで波及した。
確かに「人工芝」はこの頃いっときブームにはなったが、ゲームの付加価値としての訴求力はいったいどれほどあったのだろうか?
コーナーキック
サッカーゲームデラックスの項で説明できなかった、デラックス版で新たに採用された新機能を紹介しておこう。
まずはコーナーキック機能。
赤チームの場合、左隅にある丸い穴にボールを乗せ、上の写真では見えないが右奥にある赤いツマミを回して手を離すと、写真ボール下のバネが跳ね上がりボールが打ち出され仕組み。
それに合わせてセンターFWが突っ込み、ヘディングシュート!などという完璧なセットプレーは1万回に1回できるかどうか(未検証)。
ゴールキック
写真は青チームの場合。
ゴール右横にある穴の上にボールを置き、手前の青いレバーを押し込んで離すとボールが大きく打ち出される。
このバネが結構強く、直接相手ゴールが狙えてしまうのだ。 20年以上前に何度か行った練習試合でも、ゴールキックだけで8点も取られてしまった(苦笑)。
なにしろ遥か彼方から大きな弧を描きつつゴールめがけて急降下してくるので、来るとわかっていても、なかなか防げない。
ちなみにゴールキック用青レバー右下の青いツマミは青チームのコーナーキック用。